歯周病治療

歯周病について

歯周病は放置しておくと、怖い病気!

歯周病菌は赤血球ヘモグロビンの"ヘミン鉄"が大好物です。
鉄分を得て歯周病菌は爆発的に増殖します。

中高年の方の悩みのひとつが『歯周病』です。
以下の症状がでてくると、歯周病の可能性があります!

  • 歯と歯の間に食べ物がつまりやすくなった
  • 歯が動き噛みにくい
  • 歯茎が腫れて、シクシクする
  • 口臭が気になる
  • 歯茎からの出血

など

このような症状の場合、歯を支えている骨が溶けていて歯周病がかなり進行している可能性が高い状態です。この状態を1年、2年と放置していると、あっという間に数本歯を抜かなければならないことになってしまいます。
日本人の3人に2人は、歯周病に罹っていると言われており、症状が無く進行していくことが特徴です。

歯周病はできる限り早期の発見し早期治療することが"治療"の一番のポイントです。
歯周病治療は"患者さん"と"歯科スタッフ"が協力して治していくものです。一生自分の歯で快適に食生活するために、早期発見・早期治療を歯科スタッフとともに心がけてまいりましょう。

治療の流れ

[STEP1]  問診・診査

CHECK1食生活・全身疾患の問診

全身の状態と歯周病は深い関わりがあり、特に糖尿病、喫煙、飲酒、食生活などが関係してきます。
そのため最初に現在の健康状態についてお伺します。

CHECK2口腔内写真・レントゲン撮影

レントゲン撮影により、視覚的に骨吸収の程度を見ます。
*歯周病の状態を把握するために欠かせない検査です。

check2 口腔内写真・レントゲン撮影

CHECK3歯周ポケットの測定

歯周ポケットの深さを測り、歯周病の進行度合いをみます。
出血があるかどうかも大きなポイントです。

check3 歯周ポケットの測定

CHECK3歯周ポケットの測定

歯周ポケットの深さを測り、歯周病の進行度合いをみます。
出血があるかどうかも大きなポイントです。

CHECK4噛み合わせの検査

噛み合わせの状態と歯周病の進行には大きな関連性があります。
口腔内で直接確認し、必要に応じて写真のような咬合器に取り付け確認します。
※噛み合わせの異常により、歯周病が短期間で進行することもあります。

CHECK5歯周病細菌検査

『位相差顕微鏡』により歯周病菌の種類を確認し、現状の把握と今後の歯周病の進行について予測します。

[STEP2]  診断・計画

CHECK1〜5まで検査をもとに、現在の状態の説明・治療計画をお話いたします。

次回のお約束の日に普段お使いいただいている"歯ブラシ"をお持ちいただき、

現在のお口の中に合っているか見させていただきます。

                   歯周病

[STEP3]  初期治療

歯周病治療

1浅い歯周ポケットの歯石を除去
お口全体のクリーニング

1浅い歯周ポケットの歯石を除去
お口全体のクリーニング

2ブラッシング指導

ブラッシングがうまくできるかどうかが、歯周病の治癒に大きく関わってきます。
患者さまのお口の状態にあわせた歯ブラシ、歯磨剤なども提供します。

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2ブラッシング指導

ブラッシングがうまくできるかどうかが、歯周病の治癒に大きく関わってきます。
患者さまのお口の状態にあわせた歯ブラシ、歯磨剤なども提供します。

3必要に応じて噛み合わせの調整

4必要に応じて抜歯

歯周病の末期の歯は、歯周病菌の巣であり、今後他の歯にも歯周病を感染させるため抜歯します。

[STEP4]  再評価

初期治療後、安定したころに再度歯周ポケットの検査をいたします。
ブラッシング指導を再度させていただくこともあります。

[STEP5]  ルートプレーニング

再評価にて深いポケットや、出血、多量の歯石がみられる場合に行います。 歯周ポケット内の、歯石等汚染物を徹底的に取り除きます。

[STEP6]  再評価

再度検査を行い、お口の上体を評価させていただきます。この時点でほとんどの歯周病が改善されます。
改善された場合、6のメインテナンスにうつっていただきます。

[STEP7]  歯周外科治療

上記の治療、ブラッシングのみで改善されない歯周病の場合、以下の治療をいたします

1歯肉切除手術

歯肉の形を理想的に整えます。

2フラップオペレーション

ルートプレーンニングでは取りきれなかった深い部分に存在する汚染物質を歯肉に切開を入れ、術者がしっかり見えるようにして完全に取りきる手術です。

3その他の処置

状況に応じた処置を行います。

[STEP8]  メインテナンス

再評価し、治癒後歯周病が再発しないように定期健診を繰り返します。
一生自分の歯で食べることができるように患者さんと歯科医院が協力してまいります。

歯肉炎・歯周病の方へおすすめのケアグッズ

あなたに合った歯ブラシを提供いたします!

歯肉炎・歯周病改善には、適切なブラッシング自分の口の状態に合った歯ブラシの選択が重要です。
また、合っていない歯ブラシを使用していると、虫歯、歯周病、知覚過敏を起こしてしまうこともあります。

しかし、毛の固さから形、大きさなど、なかなか今の自分のお口の中にどのような歯ブラシが合っているか分からないですよね?

かつらファミリー歯科では、患者さま一人ひとりにあった歯ブラシを提供するため種類豊富に取り揃えております。
年々自覚なく口の状態は変化するため、歯科スタッフにご相談ください。
また、歯ブラシその他ケアグッズにあわせた指導もいたします。

歯肉炎・歯周病の方へのおすすめ歯磨剤・含嗽剤

歯肉炎・歯周病の方へ、当院がおすすめしている商品をご紹介します。

SP—T ジェル (歯周病を防ぎ、歯肉に優しい無研磨ジェルの歯磨剤)

1歯周病の発症を防ぐ3つの薬用成分が配合されています。

☆ 殺菌成分"IPMP"が歯周病の原因となるバイオフィルムの内部まで浸透・殺菌します。
☆ 抗プラスミン効果により、歯肉の炎症を抑えます。
ビタミンEが歯肉の血行を促進します。

2 フッ素配合で虫歯予防

【商品】SP—T ジェル 1,600円

歯周病の原因となるバイオフィルムは、その表面がバリア化しており、殺菌剤が作用しにくくなっています。ライオン(株)研究所は多くの殺菌剤を評価し、その中でIPMPがバイオフィルムに浸透・殺菌することを確認しました。

"IPMP"は色々な種類の菌に効果が高く安全性や環境にも優しくほとんど皮膚刺激がありません。キレイキレイにも使われています。 ※0157にも効果があります。

SP—T メディカルガーグル
(口腔内及びのどを殺菌・消毒・洗浄する希釈タイプの含嗽剤)

1浮遊性細菌に優れた効果を発揮する"CPC"が配合されています。

2高い経済性希釈タイプなので200回使用できます。

【商品】SP—T メディカルガーグル 1,300円

"CPC"とは強い殺菌、防カビ作用をもったカチオン性界面活性剤です。歯磨剤、含嗽剤、マウスウォッシュ、のど飴、トローチ等にも使用されています。

薬用歯間ジェル

"IPMP""CPC"という殺菌剤がダブルで入った薬用ジェルです。
歯間ブラシにつけて使用することにより歯間の炎症の改善に大きく効果を発揮します。

1殺菌効果の高い"IPMP"と"CPC"がダブルで入った薬用ジェルです。

2歯間ブラシにつけて使用し、歯間部や歯周ポケットを集中的にケアします。

【商品】Systema 薬用歯間ジェル 550円